橘はたらこ財布を切っ掛けに中多紗江と知り合う。
人見知りな彼女を手助けする優しい橘君です。

・ガラっと作風が変化
いきなりナレーションが入ってビックリ。
キャラがナレーションに反応するのはオオカミさんっぽいです。
4話毎に仕切りなおしができるから可能な芸当でしょうか。
黒子ナレーションよりは己を主張してないのは助かります（笑）。
EDもデフォルメキャラが登場したりしてちょっと変えてきた。
今回のヒロインはちょっと違うぞ、というメッセージかもしれませんね。

・中多紗江の楽しみ方？
今章のヒロインは中多紗江。
小柄・巨乳・人見知り・後輩・転校生、とパーツは揃ってます。
でも最初の印象は”あんまりぱっとしないキャラだな～”でした。
このタイプの小声でおとなしいキャラは好みではないというのもありますが…。
ただ、第一章を見終えたら一つのことに気づきました。
”恥ずかしがったり困ったりする姿がめちゃくちゃ可愛い”
これを知った時、中多紗江編の楽しみ方がわかった気がします（笑）。
教官プレイもおんぶジャンケンも全て紗江のそんな姿を見せるため。
紗江のリアクション・表情を心置きなく見せるための状況設定。
ナレーションも物語への没入感をあえて無くさせるためなのかな？
見る人の目をある方向へ向けようとするようなナレーションだと感じました。
おんぶシーンとかのナレーションは特にそう。
中田さんの独特の声がこれまた男の気持ちを代弁するのに適役（笑）。
紗江編はストーリーじゃなくて紗江だけを見ろ、という意思を感じます。
もしこの考えが当たっていたら前述の各パーツが光り輝きますね（笑）。
中多紗江編、かなり面白いことになるかもしれない。

・気になる綾辻さん
神出鬼没の綾辻さん。いつもチョロっと橘の前に出てきます。
今回も提出物のことをわざわざ伝えに来るなんていう
まるで橘を監視してるんじゃないかと思う動き方です。
前から言ってるけど、この娘には”黒さ”を期待してるんですよね。
だって湯浅比呂美に似た匂いがするから（声も一緒なんだけど）。
たぶんラストであろう絢辻詞（つかさって読むんですね）編が楽しみ。

・チョイ役でも存在感のある2人
既にストーリー的には終了している森島先輩と薫。
少しの登場でも絶大な存在感を発揮してくれてます。
森島先輩は「あわてんぼさんね～」の一言だけでラブリーさを感じます（笑）。
薫も悪友面と他人の世話を焼く姿が少しなつかしい気分にさせてくれます。
こういった他ルートでの蓄積を活かしてくれるのはうれしいです。
リアルタイムでアマガミSSを見ない人であれば放送順を無視して
好きなタイプのキャラをラストに見る、ってのも面白いかもしれません。

今章は紗江のキャラ的に橘が引っ張る展開になりそうです。
おそらく橘の無理難題を紗江は断れないでしょうから
非常に面白い絵が見れるのではないでしょうか？
紗江編はあまり深いことは考えずに楽しみたいと思います（笑）。

それにしても”まんま肉まん”…デカすぎだろ。