囮役になったために別行動を余儀なくされた孝と毒島先輩。
奴らとなるべく遭遇しないようにルートを選んで沙耶の自宅へと向います。

・沙耶の自宅までの経路
なんか孝達の選択にちょっと違和感。
沙耶の自宅まで意外と距離があって乗り物を使うのはわかるんですけど
どう考えてもこの2人なら小回りのきくバイクのほうがいいですよね（笑）。
孝の運転は及第点以上だし、後ろで毒島先輩が無双可能だし。
移動経路もなぜ河原まで下って行ったのかがよくわからない。
前回「2丁目に近づくにつれて奴らが増えてる」とか言ってたのに
わざわざそんな場所を往復するような危険を冒すなよと思います。
この2人は”できるキャラ”だと思ってたのでちょっと残念。
もしかして毒島先輩の濡れ場シーンを描きたかっただけなのか（笑）。

・毒島先輩の本質
己の加虐嗜好を孝に話す毒島先輩。
自戒によって”好きになった男”に告白すらしなかった毒島先輩が
自分の本質を話すということは孝に対して相当な信頼を置いている証拠。
この毒島先輩の苦しみは実に彼女らしい問題です。
武道を嗜んでいるからこそ、ただの暴力に酔いしれる自分を恥じる。
たとえそれが一度だけのことであったとしても許せない。
私のイメージ（漫画的な）ですけど武道家らしいな～と思います。
まあ暴力の快感を自ら積極的に求めるようになったらヤバイですけど
この4年間で警察沙汰は起こしていないようなので大丈夫でしょう。
剣道？に打ち込むことでで欲求を発散できてるみたいだし、
本当にやったらダメだから代用で発散、なんてことは普通ですしね。
いざとなったら孝をブチのめして発散できる（笑）と思ったけど
”明確な敵”と思えないからダメか…。
毒島先輩の天職は（自らの命の危険が迫る）傭兵だな。

・孝の不気味さ
今回はやけに孝のセリフ・モノローグに不気味さが漂ってました。
「僕を死なせるな」「僕のため」「僕が生きるために」
こりゃまさかの夜神月キャラですか（笑）。
全ては孝の「計画通り」って展開になる可能性があるのかな？
それなら今回の毒島先輩へのシフトチェンジっぷりも納得できる。
前回は死を覚悟した時に麗を抱きしめる。
今回は毒島先輩の心をガッチリと掴む。
着々と使える駒を手中に収めています。
ずっと前から麗が裏切るのを期待してましたけど
孝が裏切るって展開も面白そうだ、まあないだろうけど（笑）。


今回は個人的に希望していた孝＆毒島のカップルが誕生してくれました。
前回の孝と麗の抱擁で望み無しかと思ってたので驚きでした。
まあその喜びも孝のセリフとモノローグで吹っ飛びましたけどね（笑）。
毒島先輩のバトルシーンはカッコイイですね～。
真剣になったのでもっとスパスパと切り取って欲しいところです。
海外ゲームのデッドスペース並みの残酷描写を…さすがに無理か。

次回は沙耶邸で一休みかな？なんか怒号が響き渡ってたのが気になる。