EMP爆弾の炸裂によってパニック状態に陥る街中。
ジリ貧状態の中で孝達は一つの決断を下す。

・孝達の選択
邸宅内に奴らの侵入を許した危機的状況の最中に
孝達は家族を探すための別行動を選択します。
その選択を後押ししたのはやはり高城総帥。
あの状況で戦力低下を許せるとは恐れ入りました。
孝達がいなくても大丈夫と判断したのか、
それとも最悪の状態を予感しての判断なのか…。
終盤の描写を見ると後者っぽいかな？
ママが代弁してくれてましたけど、両親の心の中にある
娘・沙耶を想う気持ちが垣間見えた場面でした。
寡黙だけれど人を引っ張る父、言うべきことはハッキリ言う母。
この夫婦はどちらもカッコイイな～、生き残っていて欲しい。
孝が特に何も言わなかったのが少し意外でしたけど
これは彼なりに総帥の思いを汲み取ったんでしょうかね？
ちょっと孝を過大評価しすぎか（笑）。

・三角関係
孝・麗・毒島先輩。
孝を中心とした3人の関係性はやはり気になる。
この最終話でそれについて少し描写されていた気がします。
それは孝がそれぞれ名前を呼んで助けるシーンがあったこと。
・麗→奴らに捕まったところを助ける
・毒島先輩→脱出時に車内に引っ張り込んで助ける
（引っ張り込まれた時の毒島先輩の表情が乙女ですごく良かった）
これを見るとまだどちらに転んでもおかしくないのかな～と思った。
神社での出来事で毒島ルートが鉄板かと思いましたけど
過去の思い出のある人VS知り合って間もないけど急接近した人、ってことで
今のところイーブンなのかもしれません。
最近の毒島先輩の礼儀正しさを見てると神社で肉体関係は
結ばなかったような気もしてきましたからね。
個人的な希望はずっと孝＆毒島先輩ですけどね。
そして麗があの素晴らしい蔑んだ表情を見せてくれる、と（笑）。
どうなるにせよ孝が2人を助ける積み重ねは伏線になりそうですから
2期があるならこの三角関係の続きが非常に楽しみです。

・ラスト
予想通り”俺たちの戦いはこれからだ！”でしたね（笑）。
ちょっとラストが盛り上がらなかったかなと思いました。
最初と特に何も状況は変わっていないような…。
原作が終わってないみたいなので終わり方が難しかったのかな？
最後にデパートが映ってましたので2期があるならば今度は
デッドライジングみたいな展開になったりするかもしれません。
アダムや店長みたいなヤバイ奴の登場を希望します（笑）。


最後に全12話を見終わった感想を少し。
キャラの魅力とアクションシーンはすごく良かったと思います。
やっぱりゾンビとエログロは相性良いですね。
アクションも超人と化した毒島先輩が光ってました（笑）。
逆に物語はちょっと期待はずれな部分も…。
最も残念だったのは孝達を苦しめる悪役キャラがいなかったこと。
奴らの発生源を突き止めるなんてのは設定的に無理そうなので
バイオのアルバート・ウェスカー級とまでは言いませんが
もっと狂ったサイコ野郎が登場して欲しかった。
紫藤に期待をしてましたけど予想以上に小物すぎです。
彼には孝達と行動を共にして小さな疑念を植え付け続けることで
内部崩壊を誘って欲しかったんですけどね。
ボス不在と仲間割れがなかったってのが盛り上がりに欠けた要因かな。
エロ描写とアクションでの盛り上がりはほぼ毎回あったけど
物語としては淡々と進んでいたな～という感じでした。
エロ要素の強いB級ホラーとしてなら良作だったと思います。

でもまあ私はこの作品は大好きですよ（笑）。

エログロB級ホラー大好きですからね～。
麗の蔑み顔・鞠川先生のお色気・毒島先輩の乙女な一面。
平野のオタク要素・孝の暗黒面・わかりやすい下衆モブ達。
キャラの特徴で押さえるところは押さえてます。
それと監督のインタビューでの発言は嘘ではなかったですね。
エロ演出でのサプライズがたくさんあったことには拍手です。
谷間水鉄砲なんて発想には日本の底力を感じた（笑）。
日本もまだまだ捨てたものではありませんよ。

私としては是非2期をやって欲しい作品ですね。