・七咲逢
4人目のヒロインで後輩1年生、水泳部所属、美也と同じクラス。
物静かな雰囲気、弟思いで家事も出来るしっかり者。
第一印象のインパクトはこれまでのヒロインの中で最も弱く感じました。
なんと言うか目立つ所がなくて一番普通の女の子って感じ。
でも橘を言葉で弄んだり、その慌てる姿を微笑ましく見る表情からすると
意外と小悪魔的な性質も併せ持っているのかもしれません。
浜辺で大判焼きの包み紙を鞄に入れるシーンなんかは
気が利く良い子オーラとお母さんオーラが出てて好印象でした。
そういえば”会長はメイド様！”でも同じようなシーンがあったな（笑）。
ただ、第一章の時点で早くもデレるシーンがあるとは予想外でした。
出会いのシーンで警戒心全開だったのと口調がそっけない感じなので
てっきりクーデレキャラだと思ったんですけどね…。
クーデレやツンデレってタイミングとバランスが一番重要だと思うんですよ。
クール状態をどのくらい見せてデレをいつどうやって見せるか。
その点で今回はクール→デレのタイミングが早すぎる気がしました。
個人的には第一章はクール9、デレ1くらいのバランスにしておいて
ラストに一瞬笑顔を見せるくらいが良かったなと思いました。
今回みたいなバランスだと七咲のクールさがあまり印象に残らず、
デレてる部分のみが結構強く印象付けられちゃいました。
だから男と楽しく話す普通の子という第一印象になったのだと思います。
こうなると次回以降にデレの破壊力を感じられなくなるような不安が…。
まあ”クーデレキャラじゃないよ”って言われたらお終いの感想ですけどね（笑）。

・トラウマの相手は絢辻？
各ヒロインスタート時恒例のトラウマ描写です。
しかもAパート冒頭に絢辻さんが出てくるもんだから勘繰っちゃいますよ。
クリスマスの約束相手が絢辻さんだったのかな？とも思ったけど
橘君は彼女と普通に話してるから違うような気もする。
でも何か絢辻さんが1枚噛んでる気がしてならないな～（笑）。
創設祭実行委員をやってるのだってわざとクリスマスを多忙にして
思い出さないようにするため、とも考えられるし…。
キャラ性質のバランス的に残るヒロイン2人（梨穂子・絢辻）のうち1人は
”（スタート時から）明確に橘君のことが好き”というキャラだと思うんですよ。
梨穂子はちょっと天然入ってるっぽいので外すと残るは絢辻さんのみ。
彼女は順番的にラストヒロインですから溜めを最も有効利用できるし、
ドラマティックな物語としてラストを盛り上げられます。
こう予想すると絢辻さんが一番怪しいんですよね～。
穿った目でこれまでの絢辻さん登場シーンを見直したりすると
何か”好きと言えない違和感”が感じ取れたりするのかな？
他キャラの回でも”既に橘ラブ状態”のはずだから
尻尾を出す違和感があってもいいでしょうからね。
見直すのは大変なのでやりませんけど（笑）。
まあ私の勝手な予想ですから大ハズレするかもしれませんけど
せめて1人くらいは物語的に濃い話があってもいいと思うので
この”真ヒロイン絢辻詞説”は当たって欲しいな～。


七咲逢編第一章は可もなく不可もなく無難な感じでした。
まだキャラ人気ランク上位と言われる良さは感じられません。
上で書いたようにクーデレキャラであるならば少し先行きが不安かな。
一章が終わったばかりなので残り3話に期待したいと思います。

最後に一つ。
橘君の変態紳士度が落ちていることが少々残念だった。
水着見せシーンでの君の反応にはガッカリだ（笑）。